BASARA CORE: The World of TENMYOUYA Hisashi
Taipei
2022.10.22 - 12.10
INTRODUCTION
これまで天明屋は、神話世界の荒ぶる神々や甲冑武者、江戸の侠客、現代の戦隊ヒーローに至るまで、一貫して英雄的なイメージを日本美術の文脈に載せて描いてきました。しかし、新作の抽象画シリーズ「core」では、ブラックホールに色彩が吸い込まれ、あるいは吐き出されるようなどこかSF的なメージをはらんでいます。具体やもの派に代表される日本の抽象美術に続く新たな系譜として想起された「core」シリーズは具体のリーダーであった吉原治良の「円」はもちろん、ボッシュの祭壇画、葛飾北斎の諸国瀧巡り、マンガAKIRAの爆発シーン、ピクセルドットなどもインスピレーションの源ととなっていると語っています。
TENMYOUYA HISASHI
The “CORE” series not only embodies the world of TENMYOUYA, but it also injects new life into the BASARA aesthetics. In his new abstract painting series “CORE,” there is a somewhat sci-fi image of colors being sucked into or expelled from the black hole. The “CORE” series is also conceived as a new genealogy following Japanese abstract art represented by Gutai and Mono-ha. including the Circle by Jiro Yoshihara, Ukiyo-e by Hokusai Katsushika, the explosion scene in the anime AKIRA, and Pixel Dots in the digital era are sources of inspiration. After the Great East Japan Earthquake in 2011 and the global epidemic of the coronavirus that began in 2019, TENMYOUYA’s new series “CORE” draws empty circles of unprecedented turmoil such as premonitions of collapse and dimensional rifts.
Hana 1.2.3
三幅対形式の作品は西洋の祭壇画の様式を意識して制作。中央の人物作品の頭部が半分侵蝕しているが、左右の異空間的ブラックホールから色彩となり溢れ吐き出されるイメージです。三幅対形式で展示する手法は天明屋がよくする展示方法です。
Blood, Ha - Break, Mirror
左作品「血」、右作品「鏡」、「血」は神が人を創造する時に土の塵から創造したことから着想を得ており、「鏡」は太陽あるいは神道の三種の神器である鏡を、中央作品「破」はブラックホールや次元の裂け目をイメージしている。これらは作品解釈のほんの一つの可能性にすぎません。2014年の個展「韻2」の展示で左に「血」、中央に「荒」、右に「鏡」を配置しており、「荒」と「破」は異なる作品だが同じような意味をなします。
Shi - Thought
初の抽象画シリーズ作品「core」シリーズの中の1点。具体やもの派に代表される世界的な日本の抽象美術に続く新たな系譜とし、華美でBASARAな抽象画を制作。具体 吉原治良の円、具体 田中敦子の電気服、ボッシュの祭壇画、葛飾北斎の諸国瀧巡り、マンガAKIRAの爆発シーン、ピクセルドットなどにインスピレーションを得ている。
ABOUT
2022.10.22 - 12.10
台北
Tel: +886 2 8751 1185
Fax: +886 2 8751 1175
Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: 日曜、月曜、祝祭日