京森康平 x 芸艸堂
古今東西の装飾を現代の視点で再解釈し作品に落とし込む、現代装飾家・京森康平。 自身の創作において、浮世絵からインスピレーションを受けることも多くあるという京森が、京都の老舗木版出版「芸艸堂」の彫師・摺師とともに日本伝統の技術を駆使して現代の浮世絵を制作。
版木22枚(44版)、摺り回数191回に及ぶ工程を経て、京森原案の色鮮やかな作品が完全オリジナルの木版画として完成した。 職人の熟練した技で表現される、柔らかな質感と明媚な色彩。
歴史と伝統が育んできた技術を日本の強みと捉え、伝統工芸の文脈を自らが描く装飾的な絵画制作に取り込んできた京森康平の新たな試みである。