リー・ウェイとリュウ・ツィーインは北京で活動する彫刻作家の2人組。ともに1980年生まれで、2010年に魯迅美術学院を卒業し、リーは彫刻を、リュウはファッションデザインを専攻。2016年、リーは中央美術学院の客員研究員として彫刻の技術をさらに磨いた。

彼らの作品では、東と西それぞれの魅力が作品で共存している。東西両方の世界のエッセンスが取り込まれ、活気と活力に満ちた魅力的な芸術言語を生み出している。2人の共同作業によって、彫刻の美しさと素晴らしさを示す複雑な物語が紡ぎ出される。リュウは「形」を、リーは「体」を提供する。「形」は「体」に本質、活力、精神を与え、「体」は「形」に依拠するものであり、両者は共生関係になければならない。この緊張感のある方法で、彼らは依存とも呼べるほど強く結びつき合う運命を一切の隙間なく表現する。彼らは、現代彫刻の幅広い経験を生かし、超越的な精神ヴィジョンを彫像という視覚的形態で実現している。時流を読み解く色彩体系と、目から心へと伝わる触覚的な痕跡は、観る者に直感的な理解の手助けとなる。伝統的な東方芸術の精神と、今この世に生きているという現代的な感覚が、彼らの造形言語から発せられるオーラは独自のものへと押し上げ、作品の詩的側面は、現代の理想の追求を反映し、観客の心に響く。作品は上海龍美術館、銀川現代美術館、南京博物館など多くの美術機関や個人に収蔵されている。