上田真央香
上田真央香
1996年兵庫県生まれの上田真央香は、ロンドンで5年間アートとデザインを習熟する。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジでファンデーションプログラムを修了後チェルシー・カレッジ・オブ・アートでビジュアルコミュニケーションデザインを学んだ。
彼女は、主にアニメのキャラクターのねじれた姿を用いて、自然の法則が生み出した不規則に見える線や構造の美しさを表現している。一見不規則に見えてしまうモチーフは近くから見ることによって規則正しく、自然かつ調和的につながっており、美しい自然の配置に見える。鑑賞者はオブジェのように頭の中で自由に線をつなげることができ、それはまるで楽譜のように流れていく。一つの物体から異なる解釈ができるように、放射状のパターンも鑑賞者の視点によって様々な表情を見せることができるだろう。
これまでのキャリアでは、2020年のIndependent Tokyoで審査員特別賞受賞や、2021年の第50回国際現代美術展AU(兵庫県立美術館)への参加、2023年の「Chroma Distance」(ポーラ ミュージアム アネックス /東京)2024年「Nine Colors XIII」(西武百貨店 渋谷店 美術画廊)などのグループ展にも参加している。個展としては、2022年「Wonky Tunes」、2023年「The Catcher in the Mirages」などを開催している。また、2023年には「NEW ENERGY TOKYO クリエイティブデザイン展」のメインビジュアルを担当した。