この度、ホワイトストーンギャラリー銀座新館では、Azuki Furuyaによる個展『Sacred Contours』(聖なる輪郭)を開催いたします。
Azuki Furuyaは東京とニューヨークで学んだミクスドメディア・アーティスト。カンヴァスという二次元の形態を採りつつも、サンディングやコラージュを駆使した重層性で、描かれた対象に動的な生を吹き込むと同時に、実存の儚さをあぶりだす。レイヤーを重ねる創作プロセスそのものがFuruyaによる「物語を語ること」(ストーリー・テリング)なのである。
2024.05.31 - 06.22
この度、ホワイトストーンギャラリー銀座新館では、Azuki Furuyaによる個展『Sacred Contours』(聖なる輪郭)を開催いたします。
Azuki Furuyaは東京とニューヨークで学んだミクスドメディア・アーティスト。カンヴァスという二次元の形態を採りつつも、サンディングやコラージュを駆使した重層性で、描かれた対象に動的な生を吹き込むと同時に、実存の儚さをあぶりだす。レイヤーを重ねる創作プロセスそのものがFuruyaによる「物語を語ること」(ストーリー・テリング)なのである。
Furuyaが今展でテーマに据えるのが裸婦を中心とした女性像。思えば「裸婦」ほど表現の受け皿としてアーティストの創作意欲を刺激してきたジャンルもない。古代からルネサンス期、近現代にいたるまで、宗教や神話世界、時代ごとの風俗や経済を反映しながら、「裸婦像」はその在り方を変容させてきた。フェミニズムの存在も浸透し、SNSの発達によってセルフイメージを拡散することがいとも容易になった現在、女性像ひいては裸婦像はアートとしての崇高さやそれと一枚岩に潜むエロティシズムをどのように保つのか。近代の裸婦像の名画の数々にオマージュを捧げつつ、Furuyaは新たな生の輪郭へと挑む。
表層にたゆたうマテリアルの残滓をFuruyaは“ashes”(灰)と称し、「誕生―死―再生」のフル・サイクルを完遂するエレメントとみなす。そしてこのサイクルは連綿と続くのだ。
Azuki Furuyaが描く無窮の身体性を、是非その目でお確かめください。
多摩美術大学絵画学科卒業後、ニューヨークの大学院へ進学。ファインアート学科を修了した後、アメリカを拠点に活動。2020年に日本へ帰国し、東京を拠点として国内外のギャラリーで個展、グループ展示や国際的アートフェアなどに参加。作品ではテーマやモデルとなる人物の写真や資料を使いコラージュし、何枚もの紙素材を重ねレイヤーを作り、イメージを構築しながら表面を削り落とし人物や物事の内面や本質、ストーリーを表現している。
2024.06.01 16:00-
「限りある時間の為の価値のある一杯を提供する」をコンセプトに、シングルオリジンコーヒーのみを提供するコーヒー専門店。2015年に日本の喫茶店文化が息づく街・神保町に創設して以来、それぞれのコーヒー豆が有する産地特有の個性を伝えることを使命に、シングルオリジンにこだわりを持ったスペシャルティコーヒーを提供する。2024年5月現在、神保町、銀座、大阪、名古屋に店舗を構える。
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