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矢柳剛×Snow Peak｜自然とアートへの静かなるオマージュ
2025.02.25
FEATURE
現在ホワイトストーンギャラリー台北で開催中の矢柳剛の展覧会「Now and Beyond」において、高品質で洗練されたデザインで人気のアウトドアグッズブランド"Snow Peak"とコラボレーション展示が行われている。矢柳剛の生命力溢れた作品と、Snow Peakのアウトドアの雰囲気が融合された展示は、見る者を没入させる体験に誘う。
企画を担当したギャラリストに、この展示の経緯や見どころを尋ねた。
アウトドアライフの美学とギャラリーの共鳴
ホワイトストーンギャラリー台北
このコラボレーションは、「Now and Beyond」展を基にしています。矢柳剛のアートスタイルは異国情緒に富み、自然と生命の調和を強調しており、Snow Peakが掲げるアウトドアライフの美学と強く共鳴しています。アートとアウトドア文化の融合からインスピレーションを得た本コラボレーションは、キャンプの雰囲気を取り入れた没入型の展示体験を創出することを目的としています。これにより、訪れる人々にクラシックなサファリツアーのような冒険を体感してもらうことができます。
アートとアウトドアが織りなす空間体験
ホワイトストーンギャラリー台北
矢柳剛の作品には、ゼブラ模様の黒いラインが円や不規則な動きで頻繁に登場します。また、彼の構図はコミックのレイアウトから着想を得ることが多く、フレーム内に自然・動物・文化的要素を並置することで物語を生み出しています。本展では、Snow Peakのキャンプ用品—キャンプチェア、焚き火台、ランタンなど—を展示空間に取り入れました。これにより、自然に近い環境で野生動物を観察し、キャンプの雰囲気に没入する感覚を演出し、キュレーションの核となる体験を生み出しています。
ホワイトストーンギャラリー台北
また、本展の会場であるホワイトストーンギャラリー台北は、日本の著名な建築家・隈研吾によって設計されており、それ自体が芸術とデザインが融合した空間となっています。日本・新潟を拠点とする高級アウトドアブランドSnow Peakは、長年にわたり隈研吾とコラボレーションを展開し、数々の空間デザインを共同で手がけてきました。その代表例として、移動式キャビン「住箱（Jyubako）」や、新潟本社の敷地内にあるリゾート施設、さらに長野県・白馬にある複合施設「LANDSTATION HAKUBA」などが挙げられます。こうした取り組みは、ホワイトストーンギャラリーの文化的美学とSnow Peakのブランド理念の間にある深い結びつきを、より一層際立たせています。
“Now and Beyond”の３つの見所
ホワイトストーンギャラリー台北
作風：矢柳剛はゼブラ柄と鮮やかな色彩が特徴として知られています。作品は異国情緒にあふれ、自然や生き物への深い敬愛を表現しています。
展示テーマ：”Now and Beyond” は、矢柳剛の独自の芸術的ビジョンを見ることができる展示です。ここでは、地球のエコロジーの歓びと、ユーモラスで創造的な世界が融合しています。彼の作品は、鮮やかな色彩、大胆なライン、緻密な構成が特徴であり、自然と文化、原始と現代といった対照的な要素を巧みに組み合わせ、独自の芸術表現を生み出しています。
ユニークな没入体験：Snow Peakのアウトドアギアをアート作品と融合させることで、サファリのような雰囲気を演出。訪れる人々に、まるで自然の中で冒険しているような感覚を提供します。
矢柳剛の力強くエネルギーに溢れた作品とSnow Peakのアウトドアギアで、一味違った体験を味わえるかもしれない。ぜひ現地に足を運んでみてほしい。
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